привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。
ロシア語で「Дон Кихот(ドン・キホット)」
(引用:ミハイロフスキーHPより)
日本にいた頃、同小説「ドン・キホーテ」を題材にした「ラマンチャの男」というミュージカルを何度か見に行っていたので、バレエ「ドン・キホーテ」を見るのが楽しみでした。
さくっとストーリー
主な登場人物
・宿屋の娘キトリ
・床屋の息子バジル
・貴族ガマーシュ
プロローグ
騎士物語を読み漁りすぎたアロンソ・キハーノは、遂に現実と物語の世界の区別が付かなくなり、自分のことを中世の騎士ドン・キホーテと思い込む。そして、物語に登場したドルネシア姫を探す旅に出る。
第一幕
場所はスペイン。
キトリと金持ちガマーシュを結婚させたいキトリの父親は、キトリとバジルの交際には大反対。そこで、キトリとバジルは駆け落ちをすることに。
そこに現れたドン・キホーテは、キトリをドルネシア姫と思い込み、逃げ出すキトリたちを追いかける。
第二幕
ジプシーの野営地に辿り着いたキトリとバジル。そしてドン・キホーテ。
ドン・キホーテは、ジプシーたちの人形劇を見ている内に、風車を敵の大男と思い込み、風車に突進。跳ね返されて気絶する。
そして、2人を追いかけてきたキトリの父親とガマーシュ。キトリとバジルの仲を絶対に認めないキトリの父親に対して、バジルは「キトリと結婚させてくれないなら死ぬ」と狂言自殺を図る。
そして嘆き悲しむ(フリをする)キトリは、せめて冥土の土産に結婚を許可して欲しいと父親に懇願。さらにドン・キホーテにも説得され、キトリの父親が結婚を許可すると、バジルは飛び跳ねて喜ぶ。(キトリの父親は自殺が狂言だったことを知るが、既に結婚を認めてしまったので、今更撤回できず。)
第三幕
キトリとバジルの結婚式
みんなで踊って、めでたしめでたし
座席と値段
ミハイロフスキー劇場の場合、1人分のチケットを取る時は1階席平土間か3階席以上の席しか選ぶことができません。1階席BOX席(Stalls Circle)&2階席(Dress Circle)は、2枚または4枚セットでしか購入できないのです。
今回は1人で見に行ったのですが、いろいろな席を試してみようと思い、3階席にしました。
First Circle / Box 11 / Seat 1
RUB2,000
(引用:ミハイロフスキーHPより)
3人ずつのBOX席です。
それぞれのBOXは鍵が閉まっているので、廊下にいる係員にチケットを見せてカードキーを貰います。
結論。
なんとなく会場の雰囲気を味わいたいという方には安くていい席ですが、バレエをしっかり見たい方には、この場所はおすすめしません。
もしかしたら中央であればまだ選択肢としてありかもしれませんが、よっぽどの理由がなければ3階席はもう取らないと思います。
理由その①
3階まで行くと、舞台をだいぶ上から見下ろす形になります。ダンサーがものすごくジャンプしても、高さ・力強さがいまいち伝わってこないと感じました。踊りを見ることにそこまでこだわりがなければ許容できる範囲かもしれませんが、marronskyはちょっと物足りなさを感じました。
(引用:ミハイロフスキーHPより)
このジャンプを上から見るイメージです。
理由その②
BOX11の席は、舞台が見切れます。
(舞台が始まる前は、まぁまぁかなと思っていたんですけど…)
しかも、今回は隣のBOX12の若い女の子3人組がだいぶ体を乗り出していたため、ひどい時は舞台の半分しか見えない時も…。
(左側の黒い影は、隣の女の子の頭です。)
女の子よりさらに乗り出して見ようとすると、後ろのおばちゃんに咎められ…。最終的にはおばちゃんが女の子たちにも注意してくれて、少しは見えるようになりましたが、常時2〜3割は見切れてました。
感想
舞台はスペイン。
(少し頭がおかしい)老人と町の若者の物語。
バレエに多いファンタジー要素が一切ない作品です。それがこの作品の魅力の一つだと思います。可愛らしくてふわふわしたプリンセス的な部分はなく、ジプシーの踊りや闘牛士の踊り、スペイン舞踊など、力強い踊りの連続で、見ていて興奮が止まりませんでした。バレエのことは全くわからないけど、今の技ってすごい難しそう!とか、おぉ!と思うことも度々。
(引用:ミハイロフスキーHPより)
なのに、、、
舞台が半分見切れていたんです。ものすごく後悔。
他の見たい演目を一通り見たら…必ずドンキホーテをもう一度見に行きます。