привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。
3日目
今日はバイカル湖最終日。午後にはイルクーツクへ向かいます。まずは、どん曇りだった昨日の朝日のリベンジです。
今日は雲一つない快晴!降ったばかりの雪面が朝日に照らされてきらきら輝いてとっても綺麗。
うっすら残る月をバックに湖を駆け抜ける車。今日は向こう岸まで見えます。
あまりの天気の良さに、ホテルの朝食を急いで食べて、セルゲイさんとの待ち合わせ時間までまた周辺散策に出かけます。
昨晩も雪が降ったので、朝一の湖は足跡が全くない!なんて気持ちがいいのでしょう。
お決まりの。バイカルは、ロシア語で「Байкал」と書きます。
やっぱり青空の方が真っ白な雪と透明な氷が映えますね。
サングラスをしていないと目が開けられないぐらい眩しいです。
天気は完全に運ですが、1日だけでも晴れて良かった~。昨日一昨日とは全く印象が異なるバイカル湖。太陽の光が反射して、氷一つ一つが青く光ってます。
こんな二層の氷も発見。凍る過程できっと何かあったんですね。科学的なことはよくわかりませんが、自然の力です。
こんなかんじで、あちこちで写真を撮りながら大はしゃぎしていると…
突然、
うわっっっ!!!
っと夫の声。何かと思って夫の方を見ると…
まさかの、昨日セルゲイさんに教えてもらったバイカル湖の「亀裂」に足をとられたと!現実に起こるとは・・・。
昨晩降った雪のせいで全く見えませんでした。
うん、これはわからないわ。。。(↓)
慌てて足を引き上げたので、膝まで水につかっただけですみました。そんな反射神経があったのか!と、今だから笑い話になりますが、シャレにならないハプニング。バイカル湖に落ちた、とかそんなネタはいらんわ。
一度濡れた足はみるみるうちに凍っていきます。靴下までぐっしょり=凍傷の危険があるので急いでホテルに戻ります。
ですが…そんな事態を目の当たりにしたせいで、帰り道が急に恐ろしくなってしまい…へっぴり腰で慎重に慎重を重ねた足取りになってしまったことは言うまでもない…。
ホテルに着く頃には靴紐はカチンコチンに凍ってしまって、シャワーのお湯をかけないと脱げないほどに。とりあえず靴を乾かさないことには観光にも出られないので、セルゲイさんに連絡すると、乾燥機?を持っていくね~と。乾燥機って何?と思ったら、こんな素敵なもの(↓)でした。電気の力で靴の中を乾かしてくれます。さすがロシアの人はみんな持っているものなの?!
予定より出発が遅れたものの、ホテルもご親切にセントラルヒーティングで靴下やズボンを乾かしてくれたおかげで、無事に出発です。
途中、氷のフェスティバルのようなものが行われていたので、少し寄り道して写真撮影。本当にガラスみたいに透明な氷!向こう側がくっきり見えます。
これは、ソ連式のそりだそうです。遠心力を利用する単純な仕組みですが、これにはご注意ください。丸太を押す力によってはかなりのスピードが出ます。そりから吹っ飛びます。(体験談)
そして、車を止めて30分~1時間程度の雪道ハイキング。
話が逸れますが、リストビャンカとは、ロシア語でカラマツを意味するлиственница(リストベニッツァ)から由来しています。カラマツから採れる松ヤニを塗ると、木造の家が腐りにくくなるということで、昔から重宝されているそうです。
リストビャンカのお土産屋さんにはこんなものがたくさん売られていました。
松ヤニガムです。食後の抗菌・口臭予防に有効なため、ロシア人はよくこれを食べるそう。試しに1つ買ってみましたが…
ゴムの味しかしない…。
ガムの味が「なくなる」のではなく、最初から「ない」ので、いつ出していいのかもわからない。まぁ、話のネタにはいいけど、もう買うことはないでしょう。
さて、話を戻し、道中にはこんな白樺の木がたくさんありました。セルゲイさんによると、これは民芸品に使うために違法に白樺の皮が剝がされているのだそう。
そんな話を聞きながら行き着いた先には…
こんな絶景が待っていました!
300本以上の川がバイカル湖に流れ込んでいるのに対し、バイカル湖から流れ出るのはこのアンガラ川のみ。そのアンガラ川の河口です。水面が凍る湖と川のちょうど境目がはっきりと見てわかります。そして、川からあがる水蒸気も。このあたりの水温は4~5℃あるので、温かい水温と冷たい気温の温度差によって水が蒸発することで湯気のようになるだそう。
ここはバイカル湖に来たら絶対行くべき絶景ポイントです。ここでバイカル湖に別れを告げて、イルクーツクへ向かいます。