привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。
サンクトペテルブルクに戻ることはできていませんが、ロシアの思い出記録としてブログを少しずつ再開したいと思います。※2022年3月以前の情報なので、現在はいろいろと変わっている可能性があります。
チャイコフスキーの三大バレエの1つ、「白鳥の湖」。ロシア語で「Лебединое озеро(レベジノエ オゼロ)」といいます。
(引用:ミハイロフスキーHPより)
1877年にモスクワで初演され、現在ではどんなにバレエに疎い人でもこの題名だけは知っているというぐらい、世界中で愛されている作品です。
<チャイコフスキー三大バレエ>
・眠れる森の美女
・白鳥の湖
さくっとストーリー
主な登場人物
・ジークフリード王子
・オデット
・ロットバルト(魔法使い)
・オディール
第1幕
ドイツの湖畔に建つ王宮では、ジークフリード王子の21歳の誕生日を祝って友人が集まっていた。そこに、母親(王妃)が現れ、明日の舞踏会で花嫁を選ぶようにと言う。まだ結婚したくない王子は気が進まず、友人たちを狩りに出掛けることに。
湖のほとりで、たくさんの白鳥が飛んできたと思ったら、月明りに照らされて一斉に人間の姿に変わる。その中の1人、オデットに一目で恋に落ちたジークフリード王子。話を聞くと、魔法使いロットバルトの呪いによって白鳥の姿に変えられてしまい、夜の間だけ人間の姿に戻れると言う。呪いをとく方法は、まだ誰にも愛を誓ったことにない男性が彼女に愛を誓うこと。
お互いに惹かれあうジークフリード王子とオデットだったが、夜明けと共にオデットは白鳥の姿に戻り、飛び去って行ってしまった。
第2幕
舞踏会では、各国から花嫁候補が訪れるが、ジークフリード王子はオデットのことを思い続けていた。そこへ登場したのが、扮装したロットバルトと、その娘オディール。オディールはロットバルトの魔法により、オデットそっくりの姿をしていた。
母親により花嫁候補を選ぶように急かされたジークフリード王子は、オデットそっくりのオディールをオデットと思い込み、彼女を花嫁にすると誓ってしまう。ジークフリード王子をあざ笑いながら去って行くロットバルトを見て、ジークフリード王子は騙されたことに気づき、急いで湖に向かう。
第3幕
ジークフリード王子の裏切りを知って悲嘆にくれる白鳥たち。そこへ、ジークフリード王子が、オディールをオデットと間違えただけだと許しを請いに現れる。そして、ロットバルトが現れ、さらに2人を破滅に導こうとするが、ジークフリードはロットバルトに立ち向かい、ロットバルトを打ち負かす。すると、白鳥の呪いは解け、オデットたちは人間の姿に戻る。めでたしめでたし。
休憩2回を挟む、2時間45分の公演です。
座席と値段
Stalls / Row 4 / Seat 4
RUB3,000
前から4番目なので、顔の表情までよく見える距離です。ですが、舞台と観客席の間にオーケストラピットがあるので、近すぎて全体が見渡せないということもありません。(映画館あるある。)
同じ演目でも、出演者によってチケットの値段がかなり異なります。有名な方が出演する時は高い席はRUB15,000ぐらいすることもあります。でも、特にバレリーナや演出家にこだわりがないのであれば、全体的に安い日程で、前の方の席で観覧してみるのもありです。
感想
白鳥たちの一糸乱れぬ群舞は本当に素敵でした。バレエのことを詳しく知らないだけに、余計に「バレエだ~」という気がしました。群舞の全体を見たいのであれば、1階席より2階席の方がいいかもしれません。
(引用:ミハイロフスキーHPより)
でも、前方の席ではふわふわの白いチュチュを着た白鳥たちの繊細な踊りを間近で見られます。
(引用:ミハイロフスキーHPより)
そして、実はオデットとオディールは同じ人が演じています。白鳥と黒鳥という、正反対の役を一人二役で演じているわけですが、本当に同じ人?!と思いたくなる程、雰囲気も力強さも踊り方も真逆に変わり、素人ながらも感心してしまいました。ふわっふわの柔らかな羽が、バッサバサの強い羽に変わったのが見えました。
くるみ割り人形と同様に、白鳥の湖の曲も、多くの人が一度は聞いたことがあると思います。詳しいことがわからなくても、これぞバレエ中のバレエの王道を見た!という気になれるので、初めてバレエを見る人にもおすすめの作品です。もう一度サンクトペテルブルクに戻れたら、見に行きたいなぁ。。。