だばいちぇロシア

サンクトペテルブルクに駐在する夫に帯同して、初の海外生活。楽しいことも辛いことも、言葉の通じない国での何でも体験記。

サンクトペテルブルクでバレエ鑑賞「バヤデルカ(Баядерка)」

 

 

привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。

 

 

ちょっといつもとは雰囲気の違うバレエ「La Bayadère(ラ・バヤデール)」を見に行きました。ロシア語だとБаядерка(バヤデルカ)です。

 

 

(引用:ミハイロフスキーHPより)

 

 

さくっとストーリー

主な登場人物

・戦士ソロル

・寺院の舞姫(バヤデール)ニキヤ

・国王ラジャ

・ラジャの娘ガムザッティ

大僧正

 

 

第1幕

舞台は古代インド。戦士ソロルは、舞姫(バヤデール)のニキヤと密かに愛し合っていた。バヤデールとは、寺院の聖なる火を守り、神に捧げる舞を踊る舞姫のこと。ある儀式でニキヤの美しい踊りを見た大僧正は彼女に恋をするが、ニキヤは拒絶する。

 

 

ある夜、人目を忍んで会っていたソロルとニキヤは、聖なる炎に永遠の愛と忠誠を誓う。それを目撃してしまった大僧正は、ソロルへの復讐心に燃える。

 

 

一方、国王ラジャは娘のガムザッティソロルを結婚させることにした。ソロルは躊躇するものの、国王の命令には背けず、またガムザッティの美しさにも心が揺れ、結婚を承諾してしまう。それを知った大僧正は国王ラジャソロルとニキヤの関係を告げ口をする。ラジャは激高し、ニキヤを殺すと言い放つ。

 

 

(引用:ミハイロフスキーHPより)

 

 

それを影で聞いていたガムザッティニキヤを呼び出し、ソロルを諦めるように説得するが、ニキヤは頑として受け入れない。代わりに宝石を与えるからと提案したガムザッティにニキヤは激怒し、ナイフを突きつける。そして、ガムザッティもラジャと同様に、ニキヤ殺害を決意した。

 

第2幕

ガムザッティソロルの盛大な婚約式。バヤデールとして踊るニキヤに、ソロルからの贈り物だと花かごがプレゼントされる。しかし、これはガムザッティの復讐だった。かごに仕組まれた毒蛇に噛まれ、ニキヤは倒れてしまう。

 

大僧正ニキヤの元に駆け寄り、自分のものになるなら解毒剤を渡すと言うが、ニキヤはこれも断り、息絶える。

 

第3幕

後悔と懺悔に苛まれているソロルはアヘンに溺れ、幻覚の中で影の王国を見る。そこでニキヤと再び会ったソロルは、ニキヤに呼ばれるがままに天に上っていく。

 

 

 

 

休憩2回を挟む、2時間20分の公演です。

 

 

座席と値段

Stalls / Row 6 / Seat 22

RUB3,500

 

 

(引用:ミハイロフスキーHPより)

 

 

前から6列目。一番端だったので少し角度がありますが、許容範囲。全く問題ありません。本音を言えば、もう少し安い席が良かったのですが、ぎりぎりにチケットを取ったので1階席はほぼ空いていませんでした。

 

 

感想

あらすじだけを読むと、すっごいどろっどろのストーリーです。昼ドラ1本作れそうな。大僧正って僧侶の中でも一番位の高い人ですよね。女性に振られて復讐心に燃え、しかもその彼女が死にそうになっている時にまで交換条件を持ち出すとは。完全に煩悩に負けてます。

 

 

まぁ、それは置いておいて、バヤデールの特徴は、何と言っても舞台がインドというところ。主に第1~2幕ではエキゾチックなバレエを見ることができます。

 

 

(引用:ミハイロフスキーHPより)

 

 

衣装も動きも、今まで見たバレエとは一味違う雰囲気で、こんなバレエもあるんだ!という新しい発見でした。特に金色の刺繍の入った青いドレスはとても綺麗。

 

 

(引用:ミハイロフスキーHPより)

 

 

舞台のセットも古代インド風。あれ?ここっていつものミハイロフスキー劇場だっけ?と思ってしまいます。

 

 

(引用:ミハイロフスキーHPより)

 

 

第3幕はストーリー的にもいまいちよくわからないまま終わってしまったのですが、とにかくオリエンタル感溢れる舞台は一見の価値ありだと思いました。

 

 

 

 

余談ですが、バヤデルカはサンクトペテルブルクで最後に観に行ったバレエでした。帰り際の劇場前の写真ですが、この日が最後になるとは…。