動物学博物館Зоологический музей(ズーロジチェスキー・ミュゼイ)
привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。
ネヴァ川沿いにある、緑の外壁が美しいクンストカメラ。そのすぐ隣にЗоологический музей (ズーロジチェスキー・ミュゼイ)という建物があります。日本語にすると何て言うのかな、動物学博物館とか訳されたりします。
建物自体は地味なので、気を付けていないと通り過ぎてしまうぐらいですが、いつもチケット売り場に列ができているので気になって行ってみることにしました。
Зоологический музей ЗИН РАН(ズーロジチェスキー・ミュゼイ)
住所:Университетская наб., 1, Санкт-Петербург, 199034
営業時間:火曜~日曜 11時~19時
休館日:月曜
入館料:RUB400
設立されたのは1832年ですが、始まりはクンストカメラを作ったピョートル大帝が収集していた動物コレクションだそうです。1740年代のクンストカメラの中には動物学的なコレクションが2,000点以上あったとか。
そこから独立して誕生したのが、この動物学博物館です。現在は約30,000点の動物が展示されています。
地元の人なのか、観光客なのかはわかりませんが、いつも行列ができているところを見ると、上野の国立科学博物館のようなイメージなのかと思い、ちょっとわくわくしながら訪問。
ある意味イメージ通り、ある意味突っ込みどころ満載な博物館でした。
まず、中に入ると特大のシロナガスクジラ。
と、セイウチやトドなどの北国の動物たち。

シロナガスクジラのお腹部分。大きすぎて、写真に収まりきりません。

シロナガスクジラの尻尾。

ちゃんと説明書きもありますが、ロシア語のみなのでGoogle翻訳片手に見るしかありません。

アザラシ。
この博物館にある剥製はどれもすごいリアルです。

カジキ?
説明文が読めたらもう少し楽しめるかも。

海の生き物、陸の生き物。とりあえず数がものすごい。
亀だけでもこの数。苦手な人は素通りした方がいいですね。

その中でも群を抜くのが、鳥類。

これでもか!ってぐらい、鳥がいます。映画「ナイトミュージアム」みたいなことになったらひどいな、なんて思ったり。

marronskyは、正直ここまでの鳥はいいかなって思ってしまいましたが、鳥好きにはたまらない場所なんだと思います。
ダチョウだっています。

ロシアの古い建物ではよくある話ですが、内部が全体的に薄暗い。もう少し明るければ印象がもっと違うんじゃないかなと思うのですが…薄暗いうえに、展示物そのものに古さを感じるあたりが、なんか「ロシア」らしいです。

見どころの一つ、約36,000年前のマンモスの骨。1799年に発見されたらしいです。

でも、なんでこんな足を曲げた体勢で展示しているんだろう。

他にもマンモスのミイラなんかもあります。
館内は校外学習中のような小学生が何組も来ていましたが、みんな静かに説明を聞いていて、ちょっと驚き。一人ぐらい騒いでいる子がいるようなものだけど。

ぐるっと回って約1時間。動物好きだけでなく、小さい子どもも楽しめる博物館です。チケット売り場に行列と言っても、並べばすぐに買えるので、クンストカメラの帰りに寄ってみるのもおすすめです。