だばいちぇロシア

サンクトペテルブルクに駐在する夫に帯同して、初の海外生活。楽しいことも辛いことも、言葉の通じない国での何でも体験記。

サンクトペテルブルクってどんな街?

 

 

привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。

 

 

以前、ロシアについて調べてみましたが、サンクトペテルブルクについてはまだだったので、今更ですが調べてみました。

 

 

 

 

サンクトペテルブルクの場所

ロシアの北西部に位置するサンクトペテルブルク市。サンクトペテルブルクの中心を流れるネヴァ川が流れ込むのはフィンランドフィンランド湾の先はバルト海です。

 

 

サンクトペテルブルク 北緯60度

モスクワ       北緯55度

北海道稚内      北緯45度

 

 

お隣の国フィンランドヘルシンキまでは約300km。飛行機で約1時間、特急電車でも3時間半の距離です。一方、モスクワまでは約700km、飛行機で約1時間半。まさにヨーロッパの玄関口”です。(現在はウクライナの件により、ヘルシンキサンクトペテルブルク間のフライトや電車は運休しています。)

 

 

 

 

サンクトペテルブルクの人口

サンクトペテルブルク  540万人

モスクワ       1,270万人

ノヴォシビルスク    162万人

東京都        1,400万人

横浜市川崎市     530万人

 

 

サンクトペテルブルクは、モスクワに次ぐロシア第2の都市です。ロシア第3の都市であるノヴォシビルスクともだいぶ差が開いています。

 

 

2019年にサンクトペテルブルクで暮らすことになった時、約250人の日本人が住んでいると言われ、その後コロナ禍を経て180人程度になったと聞きました。現在はさらに減っているのでしょうね。寂しいものです。

 

 

サンクトペテルブルクの面積

サンクトペテルブルク 1,440㎢

モスクワ       2,511㎢

東京都        2,194㎢

 

 

人口はモスクワの半分以下だけど、面積は半分以上。つまり、人口密度は低いということ。ですが、中心部において通勤時間帯は渋滞が多発します。

 

 

サンクトペテルブルクの創設

ピョートル大帝は、ヨーロッパとの関係を深め、そしてヨーロッパの文化や技術を取り入れることで、ロシアをより発展させたいと考えました。そのため、今では想像がつきませんが、ほんの320年前までは一面沼地だったこの地に、ピョートル大帝は貿易拠点を作ることを計画しました。

 

 

1703年5月27日ピョートル大帝ペトロパブロフスク要塞の建設を開始したことがサンクトペテルブルクの始まりです。1100年代から続くモスクワの歴史と比べて、だいぶ新しい歴史です。

 

 

サンクトペテルブルクの創設開始から10年後の1713年ピョートル大帝は首都をモスクワからサンクトペテルブルクに移しました。しかし、1922年ソビエト政権になった後、首都はモスクワへ戻されました。ヨーロッパに近いということは、軍事的に危険だという判断もあったのだと思います。

 

 

首都モスクワが東京に当たるとしたら、サンクトペテルブルクは日本の京都だと言われています。文化的・芸術的な街で、美しい建物がたくさんあります。

 

 

サンクトペテルブルクの名前の変遷

サンクトペテルブルク創設

サンクトペテルブルクとは「聖ペテロの街」という意味で、1703年サンクトペテルブルクを創設したピョートル大帝が、自分と、聖人ペテロに因んで名付けました。(ペテロをロシア語読みにするとピョートルです。)

 

 

サンクトペテルブルクからペトログラード

1914年第一次世界大戦ロシア帝国とドイツが対立するようになると、ドイツ語風の発音の「サンクトペテルブルク」は、そのまま「聖ペテロの街」をロシア語風に言い換えたペトログラードという名前に変えられました。

 

 

ペトログラードからレニングラード

1922年ロシア革命によりソ連が成立すると、ソ連を建国したレーニンに因んで、「レーニンの街」を意味するレニングラードに改名。

 

 

レニングラードからサンクトペテルブルク

1991年ソ連崩壊後、住民投票によりサンクトペテルブルクの名称に戻ります。もしかしたら「サンクトペテルブルク」よりも「レニングラード」の方がしっくりくる年代の人もいるかもしれませんね。州は今もレニングラード州のままです。

 

 

名前だけを見ても、多くの歴史を積み重ねてきた街であることがわかります。

 

 

サンクトペテルブルク世界遺産

サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」と言う名称で、1990年ユネスコ世界文化遺産に登録されています。

 

 

名称からは、具体的に何が世界遺産なのかがわかりにくいのですが、”サンクトペテルブルク歴史地区”の中には以下のものが含まれているようです。

 

 

サンクトペテルブルク歴史地区

エルミタージュ美術館(冬宮殿)

参謀本部

大理石宮殿

海軍省

聖イサク聖堂

ホテル・アストリア

マリインスキー宮殿

イカ宮殿

ニコラエフスキー宮殿

マリインスキー劇場

至聖三者大聖堂

ストロガノフ宮殿

カザン聖堂

血の上の救世主教会

グランド・ホテル・ヨーロッパ

ロシア美術館(ミハイロフスキー宮殿)

パッサージュ百貨店

ミハイロフスキー城

ロシア国立図書館

アレクサンドリンスキー劇場

アニチコフ宮殿

アレクサンドル・ネフスキー修道院

タヴリーダ宮殿

スモリヌィ修道院

ペトロパヴロフスク要塞

首座使徒ペトルパウェル大聖堂(ペトロパヴロフスキー大聖堂)

砲兵博物館

ピョートル小屋

巡洋艦オーロラ号

プーシキンの家

海軍中央博物館

動物学博物館

クンストカメラ(人類学・民族学博物館)

12の学院

メンシコフ宮殿

サンクトペテルブルク美術大学

エラーギン宮殿

 

 

サンクトペテルブルクのスポーツチーム

FCゼニト・サンクトペテルブルク <Зенит>

サンクトペテルブルクを本拠地とするサッカーチームです。ホームスタジアムはガスプロムアリーナ。

 

 

 

 

Wikipediaによると、日本の有名な建築家・黒川 紀章によって設計されたそう。完全屋内型のスタジアムなので、真冬の試合でも凍えずに観戦することができます。

 

 

 

 

ネフスキー通りには大きなゼニトショップがあるので、ゼニトグッズを買うならここで。

 

 

 

 

SKAサンクトペテルブルク <СКА Санкт-Петербург>

サンクトペテルブルクを本拠地とするアイスホッケーチームです。

 

 

 

 

プロアイスホッケーリーグ”KHL”に所属し、過去には優勝経験もある強豪チームです。(KHLは、ロシア・ベラルーシカザフスタンラトビアフィンランドスロバキア・中国で構成されていましたが、今回のウクライナの件で、ラトビアフィンランドスロバキアは撤退しています。)

 

 

 

 

日本ではなかなかアイスホッケーの試合を観に行く機会がありませんが、サンクトペテルブルクの試合会場は中心部から地下鉄で30分程度で行けて、しかも駅を降りてすぐの場所にあるので、是非一度足を運んでみるといいと思います。(marronskyはハマってしまいました。)