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サンクトペテルブルクが始まった地、ペトロパブロフスク要塞について。
ペトロパブロフスク要塞(Петропа́вловская кре́пость)
宇宙飛行士とロケットの博物館(Музей космонавтики и ракетной техники имени В. П. Глушко
入場料:RUB300
ペトロパブロフスク要塞の中には、いくつもの博物館がありますが、そのうちの1つです。ここでは、ロシアの宇宙飛行に関する歴史やロケットについての展示を見ることができます。
建物の前には、英雄ガガーリンの胸像も。
説明はロシア語のみなのでよくわかりませんが、ソ連初の人工衛星や、世界初の宇宙飛行を行ったガガーリンの宇宙船のモデルなども見ることができて、言葉がわからなくても楽しめると思います。
日本人宇宙飛行士、若田光一さん(のチーム)の写真も飾ってあります。
要塞散歩
要塞の南側の大砲の近くに階段があります。そこから要塞の上に上るとネヴァ川のパノラマを一望しながらぐるりと塀の上を歩くことができます。(たしか共通券とは別に有料だった気がするのですが、忘れてしまいました…。)
ここから眺める景色はとても気持ちがいいのでおすすめ。ネヴァ川の向こうにはエルミタージュ美術館も見えます。冬に行ったら、一面凍ったネヴァ川を見渡すことができるかもしれません。
ビーチ
ペトロパブロフスク要塞の周りはビーチ(ただの人口砂浜ですが。)になっていて、暖かくなると太陽を求めてロシア人が日光浴に群がります。
<塀の上から撮影したものです。茶色の壁が要塞。>
ある種の季節行事のようになっているので、この時期にペトロパブロフスク要塞の近くを通ったら、ちょっと覗いて見るといつもとは違う風景を見れるかもしれません。
大きなイベントの際にはここから花火が打ち上ったり、
ロシアカラーに彩られるペトロパブロフスク要塞。
毎日正午になると、ペトロパブロフスク要塞から空砲が発射されます。marronskyはすっかり忘れて近くをぼーっと歩いていたら、急に爆音がして声を出してしまうほど驚いた記憶があります。(毎日のことなので、特に人だかりができているわけでもなく、日常生活の一部として空砲が打たれます。)
敷地内に入るだけなら無料なので、ロシア人にとっては特別な場所(観光地)と言うよりは、散歩ルートや日光浴をする場所という身近な存在のような気がします。エルミタージュ美術館や血の上の救世主教会のような煌びやかな観光地ではありませんが、一見の価値ある場所だと思います。
<要塞内にはピョートル大帝像も。>