привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。
ソロヴェツキ―島へは、アルハンゲリスクから飛行機で行くか、ケミ(Кемь)という街からフェリーで行くことができます。今回はサンクトペテルブルクからケミ経由で行くことにしました。
サンクトペテルブルクからケミへ
サンクトペテルブルクからケミへ向かう寝台電車は、最新式の2階建てです。2階建てタイプはこの時初めて乗りました。往復でRUB4,200ぐらいだったと思います。
21:24 サンクトペテルブルク(Ладожский駅)発
10:38 カレリア共和国・ケミ着
さすが最新式。めちゃくちゃ綺麗。
階段をのぼって2階へ。
今回は4人部屋の上段ベッドだったのですが、なんと上にも充電用のコンセント付き。これはけっこうありがたいです。
ですが、、、最大の欠点は、部屋が狭いこと。考えればそうなのですが、2階建てだからと言って車高が2倍になるわけではないので、ものすごく天井が低いです。起き上がるのはもちろん、着替えるのもやっと。(と言うより、上段はベッドの上に座ることすら不可能なので、寝転んで着替えるしか方法がありません。)男性だったらもっと大変だと思います。よって、上段はやっぱりおすすめできませんでした。
(↓キジ島への寝台電車はこちら)
さて、気を取り直して車内の設備チェック!
トイレ
やっぱり最新式はいい!驚くほど綺麗です。
しかもしかも、流すボタンはセンサー式。サンクトペテルブルクではまず見たことなかったのでびっくり。
食堂
食堂車もありますが、ここにはバーも付いています。
обеденный зал=ダイニングルーム
бар=バー
小さいバーですが、
移り変わる車窓を眺めながら一杯飲むのも素敵。ちゃんとドリンクホルダーまで付いているなんて、気が利くじゃない。
ちなみに、この電車はそのまま乗っていれば、ムルマンスクまで行くことができます。(ほぼ24時間かかりますが。)
(↓ムルマンスクへの旅はこちら)
ケミ駅(Кемь)
約13時間後の翌日10:38、ケミ駅に到着です。
サンクトぺテルブルクから500km以上離れた街なだけあって、だいぶ田舎感が出ています。
事前にGoogle mapで調べたところによると、駅からフェリー乗り場までタクシーで約20~30分。ですが、都心部では当たり前に使っているタクシーの配車アプリ(YandexやGett)が、なんとサービス圏外。足となるのは、駅前に止まっている白タクのみです。
ロシア語堪能な友人が一緒だったので、運転手さんと値段交渉し、しかも2日後の帰りのお迎えまで約束(フェリーが着いたら電話してー!って番号をくれました。)をとりつけてくれましたが、1人で来たら完全に途方にくれてました。
フェリー乗り場の近くのインフォメーションセンターでフェリーのチケットを買い、唯一開いていたカフェで朝食をとりながら出発時間を待っていたのですが、、、
時間になったのでフェリー乗り場に行こうと思っても、案内板がない!とりあえず海の方向へ歩くものの・・・大きな乗り場らしきものは見当たらず、、、田舎へ旅行する時はこういうところも気を付けないといけないですね。
周りをうろうろしながらやっと辿り着いたフェリー乗り場は、びっくりするぐらい普通でした。ですが、カレリア共和国からロシア連邦アルハンゲリスク州への移動になるので、パスポートチェックがあります。(立っているおじさんがちらっと確認するだけです。)
12:30 カレリア共和国ケミ発
14:30 ソロヴェツキ―島着
船は満席。指定席ではないので、座れずに甲板で立っている人も。
大きな荷物は…船の後方に積み上げます。日本ではありえない光景だけど、なんかもうこういうのも見慣れてきたような(笑)
静かな海を走ること2時間。ソロヴェツキー島に到着です。ケミよりもこの島の方がしっかりした船着き場でした。
そう言えば、フェリーで前に座っていた家族が、どこで買ったのかわかりませんが、日本のコンビニおにぎり(風)を食べ始めました。
ですが、ビニールを開いて海苔に上手に巻く方法がわからず、おにぎりがバラバラになってたので、こうやるんだよ!って教えてあげようか迷いつつ、ロシア語でどうやって説明するんだろうとか、と言うかアジア人が急に話しかけたらびっくりするかなとか、眠いしな、とか考えてたら食べ終わっちゃったので、結局話しかけずに終わりました。
異文化交流のチャンスだったのに!なんて思ったのもいい思い出です。