привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。
2021年の夏休み。
黒海沿岸のリゾート、ソチに行きましたが、
黒と言えば白。
白と言えば黒。
全く不思議ではないけど、
黒海があれば、白海(はっかい)もあります。(そう言えば紅海もあるし、黄海もありますね。)
同じく2021年夏の話になりますが、ロシア北西部バレンツ海に位置する白海に行きました。
ロシア南部に位置する黒海とは異なり、目的は海水浴ではありません。
野生のベルーガを見ること。
ソロヴェツキー島(Солове́цкие острова)
サンクトペテルブルクから北に約500km。白海オネガ湾に浮かぶ大小6つの島々から構成されるソロヴェツキ―諸島は、「ソロヴェツキ―諸島の文化歴史的建造物」として1992年に世界文化遺産に登録されました。
住所は、白海の東側に位置するアルハンゲリスク州に属します。ロシア国内旅行ですが、当時はコロナウィルスに関する規制が州ごとに決められていたので、アルハンゲリスク州の規制に従い、上陸や宿泊にはPCRの陰性証明書の提出が必要でした。
ソロヴェツキ―諸島のうち、一番大きな島がソロヴェツキー島(Большой Соловецкий )です。豊かな森林と入り組んだ海岸線に覆われたこの場所は、ロシア北部の代表的な観光地となっています。
今回はここに向かいます。
ソロヴェツキー島への行き方
アルハンゲリスクから飛行機で行くこともできますが、白海沿岸(西側)のケミという街からフェリーが出ているので、サンクトペテルブルクからケミ経由で行くこともできます。サンクトペテルブルクからケミまでは寝台電車で約13時間です。(冬になると海が凍るので、手段は飛行機のみになります。)
スケジュール
<1日目>
21:24 サンクトペテルブルク(Ладожский駅)発
<2日目>
10:38 カレリア共和国・ケミ着
12:30 ケミ発(フェリー)
14:30 ソロヴェツキ―島着
<3日目>
島内観光
<4日目>
16:30 ソロヴェツキ―島発(フェリー)
18:00 カレリア共和国・ケミ着
20:39 ケミ発(寝台電車)
<5日目>
10:09 サンクトペテルブルク(Ладожский駅)着
※以前旅行したキジ島やルスケアラもカレリア共和国。方面的にはみな同じです。
ソロフキホテル(Соловки Отель)
ソロヴェツキ―島を一言で言い表すなら、「The 田舎」。
全ては訪れてからわかったことなのですが、サンクトペテルブルクからカレリア共和国を始めとした郊外へ行ったことは何度かありましたが、ここまでの田舎は初めて!というぐらい「田舎」でした。
島にホテルは数件しかありません。なのであまり期待はして行かなかったのですが、今回泊まった「ソロフキホテル」はコテージ風でとても可愛らしいホテルでした。
中庭は木やお花の手入れが行き届いていて、気持ちがいい。
朝食会場に行くと、、、すごい人。田舎でもやっぱり観光地。たくさんの人たちが訪れているんですね。
朝食はと言うと、marronskyが少食なわけでも、ビュッフェで偏ったチョイスをしたわけでもありません。席に着くと飲み物以外は既に置いてありました。選択肢はありません。(パンにパンにシルニキ?!)
シルニキ・・・スメタナ(カッテージチーズ)を使ったパンケーキの一種です。
まぁ、島での食料はきっと島外から運んでいるんだろうし、そもそもカフェやレストランも数えるほどしかないので、贅沢は言いません。シルニキは美味しかったし。
島には公共交通機関がないので、船着き場からはホテルに送迎してもらいましたが、その道中では牛や馬がのんびり草を食べてます。
そして、島内の道路はすべて未舗装です。
さらに言うと、島内は携帯電話会社によっては圏外です。(MTCが唯一微かに電波を拾ってくれました。)ホテルのWi-Fiのみが頼りです!
「The 田舎」感が伝わったでしょうか。
ですが、ホテルはしっかり暖房はきくし、シャワーのお湯は出るし、トイレは綺麗に流れるし(←ここ重要!)、心配することは何もありませんでした。
ちなみに、島内にスーパーマーケットは2件のみだそうです。
うち1軒を覗くと、すごい混雑っぷり。しかも、まさかのソ連式。
ソ連式とは、カウンターの向こうにいる店員さんに、品物を指差すか言葉で伝えるかして、棚から全て取ってもらう方式です。つまり、店員さんがお客さん1人の注文を揃え終えてお会計が済んだら、次の人、、、と言う、とてつもなく非効率、かつロシア語がわからないとかなりハードルの高い買い物です。
ですが、このスーパー以外のお土産屋さんなどは普通のお店だったのでご安心を。
そんな未知の田舎に来てしまったわけですが、アドベンチャー感溢れる旅は次回に続きます。