だばいちぇロシア

サンクトペテルブルクに駐在する夫に帯同して、初の海外生活。楽しいことも辛いことも、言葉の通じない国での何でも体験記。

サンクトペテルブルクからムルマンスクへ④ ~テリベルカ~

 

привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。

 

 

<ムルマンスク旅行3日目>

オプショナルツアーでテリベルカ村へ向かいます。

 

 

  

北の果ての村、テリベルカ村

ムルマンスクの中心部から約120km。車で約3時間半の距離です。

 

 

 

朝8時にホテルを出発し、

 

 

 

ひたすら

 

 

 

寝る。

 

 

 

だって、外と車内の気温差がありすぎて窓はがん曇り。

 

何も見えないから。

 

 

 

ちなみに、今日のガイドもイゴールです。

「Good Morning!」だけ英語で挨拶し、後はひたすらロシア語です。

 

 

 

やっと車が止まり、トイレ休憩かと思って降りてみると…

 

 

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わお。

  

 

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 何も

 

 

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ない。

 

 

右も左も前も後ろも何もない。

 

 

そして、

 

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日の出 はもう少し先ですが、ただいまの時刻10時半

 

うっすらと明るくなってきました。

 

 

 

 

幻想的なシーンに違いないのですが、やっと車外を目にしたmarronskyの頭の中は

  

こんな所でパンクしたらどうするんだろう。

 

万が一のガス欠とかシャレにならんな。

 

なんて、周りの個人旅行客を見ながら余計なことを考えていました。

 

 

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なんか北の果てに向かっている雰囲気満点。

 

とりあえずテリベルカの看板の前で記念撮影しようっと。

 

 

 

 

そしてさらに車に載って辿り着いたのが、テリベルカで唯一と思われるホテル。やっとここでトイレ休憩です。

 

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テリベルカ観光ではここにしかトイレがないため、とてつもなく大渋滞。

 

広さにして車3台分ぐらい止められそうな個室の中に、便器が1つのみ。(男女共同)

 

という、すっごい 謎 な構造。

 

もっと効率よく作ろうよ…。

 

 

 

 

ようやく3時間半のドライブの末に到着したテリベルカ。

向かう先は、ツアーのメイン北極海

 

 

 

なんですけど、

 

 

そこに行くには そり に乗ります。

追加料金1000ルーブル/人。

 

 

ここで乗らないっていう選択肢はあるのか…?

だったら、最初からツアー料金に入れておいてよ…(心の声)

 

 

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これがまた寒い!

 

スノーモービルで引っ張るから、風はびゅんびゅん。顔はひりひり。

 

もうこれはアトラクションの1つですね。

 

 

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ちなみに、テリベルカに行く際は、オーロラツアーと同じ格好が必須です。

 

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ようやく着いた北極海

 

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やっぱり凍ってはいません。

 

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痺れるほど冷たいけど。 

 

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ここは夏は滝になっているらしい。

今は氷河です。 

 

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歩いている途中の地面は凍ってます。

 

 

 

北極海にいるなんて、なんか不思議な感覚。

 

ただの海だけど。

ただ寒いだけだけど。

残念ながらシロクマとかペンギンとかはいなかったけど。(この辺りに生存しているのかは不明です。)

 

でも雄大な自然を感じることができました。

 

 

 

そりに乗って、いくつかの北極海フォトスポットを周った後は、次の目的地へ。

 

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昔は漁村だったテリベルカ。

今は使われなくなった船が放置され、船の墓場として観光地化しています。

 

その様子を写真に収めた時点で15時半。既に太陽は沈んで真っ暗です。

 

暗闇の中で半分沈んだ船。なんとも言えない雰囲気でした。

 

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実は、このツアーはランチ付きでした。

 

北極海をぐるぐる見て回る間、途中で温かいお茶クッキーを出してくれたものの、いっこうにランチタイムにならず…

 

 

レストランがあるような街でもない。

 

観光が一通り終わり、後はホテルに帰るだけ。

 

 

 

あれ?

ランチって、まさかあのクッキーのことだったのか…?

 

 

 

と、おそロシアおもロシアを疑い始めたところ…

 

 

帰りの車内で配られました。

 

 

サンドイッチボックス

 

 

だけど

 

 

めっちゃ凍ってるやん。

 

 

ハムがシャリシャリいってるよ。

 

 

 

北極海観光中は車のエンジンを切っていたから凍ったのね。

 

 

いろんな意味でおもロシアなツアーでした。