だばいちぇロシア

サンクトペテルブルクに駐在する夫に帯同して、初の海外生活。楽しいことも辛いことも、言葉の通じない国での何でも体験記。

白海に浮かぶソロヴェツキ―島への旅 ② ~ベルーガウォッチング~

 

 

 

привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。

 

 

さて、今回の旅の最大の目的は、野生のベルーガを見ることです。

 

ベルーガとは

ベルーガとは、北極海に生息する全身が真っ白なシロイルカのこと。(marronskyは最初ウォッカベルーガと勘違いしました。)

 

 

(↓ウォッカベルーガ


 

(↓今回のベルーガ

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(引用:鴨川シ―ワールドHPより)

 

名前は、ロシア語の「白い」「белый(ベールィ)」からきています。高く澄んだ声で鳴くことから、海のカナリアとも呼ばれています。

 

 

鴨川シ―ワールド八景島シーパラダイスでも人気者のベルーガですが、生息地は北極圏とその周辺に限られ、野生のベルーガを見ることができる場所は世界でも数少ないと言われています。体が白いのは、流氷などの真っ白い氷の世界で危険から身を守るためです。

 

 

寒さに耐えられるように体が厚い脂肪層で覆われており、普通のイルカに比べて丸っこいフォルムなのも特徴です。

 

 

メロンと呼ばれるぷにゅぷにゅのおでこは、氷にぶつかった時にクッションの役割を果たします。このメロンの形を変えながら自在に発する音波が、他のイルカよりも繊細な調整が可能なことが、海のカナリアと呼ばれる所以です。

 

 

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(引用:鴨川シ―ワールドHPより)

 

 

夏は水深の浅い河口や湾で過ごし、海面が凍る秋になると水深の深い沖合に出て暮らします。今回は8月に訪れましたが、8月末になるともう岸から離れてしまうそうで、ぎりぎりのタイミングでした。

 

 

ベルーガウォッチング

島の中心に小さなインフォメーションセンターがあります。ホテルに荷物を置いてから早速詳細を聞きに行くと、観光シーズンということもあり、いくつか行われている現地ツアーはほぼ満席。

 

 

そして、ベルーガウォッチングに関しては、潮の満ち引きが関係するので今日のうちに行った方がいいよ!と言われたのと、明日の天気予報がいまいちだったので、その場で申し込み。

 

 

インフォメーションセンターから船着き場までは徒歩5分です。

 

 

<船着き場>

 

 

大きなツアーは空席がなかったり、時間的に合わなかったりで、貸切の個人ツアーを申し込みましたが、料金は1グループRUB5,000だったので、数人で割ればお手頃価格でした。

 

 

特にガイドをしてくれるわけではなく、要はベルーガがいる場所まで連れて行ってくれるだけでしたが、まぁ、いろいろ説明してくれても言葉が理解できないので良かったと思います。ツアー代金は現地で現金払いです。

 

 

 

 

いざ、出発!

 

 

 

 

40分ほど走り、ベルーガがいるであろう場所に停泊。40分ぐらいウォッチングした後、戻って来るという約2時間ほどのツアーでしたが…

 

 

結果としてベルーガを見れたかと言うと、

 

 

 

 

「一応」見れました。うん。一応ね。

白い点々がベルーガの頭です。シャッターチャンスを上手くとらえられなかったので、写真ではただのでしかないのですが、実際に見ていると動いているのがわかりました。ボートの近くまで泳いできてくれたのですが…顔を出してはくれませんでした。

 

 

でも、ベルーガの鳴くはしっかり聞こえました!

 

 

 

 

ベルーガは、6月中旬から8月中旬の間のみ、子育てのために島周辺にやってきます。ですが、既に8月中旬だったため、既に沖へ離れてしまったベルーガも多かったそうです。

 

 

しかも、天気が良くて風や波が無い時にしか陸には近づかないそうなので、本当に運なのですね。見れただけでもラッキーということにします。

 

 

小型船で近くまで行き、ゴムボートでさらに近づいている人たちが周りにいたので、もしかしたらそのようなツアーもあったのかもしれません。

 

 

ベルーガ

 

 

 

この陸部分はベルーガと呼ばれ、ベルーガを陸から間近で見ることができる珍しい場所として知られています。

 

 

ツアーではなく、自力でここに行けば時間も気にせずに好きなだけベルーガを見放題という選択肢もあったのですが、インフォメーションセンターのおばちゃんによると、自転車で10kmからの、徒歩5kmだそうです。うん、無理。(ロシア人はこの距離は平気で歩きます。)

 

 

 

 

こんな自然豊かなソロベツキー島ですが、ベルーガウォッチングで有名なだけでなく、実は深い歴史のある島でもあります。次回に続きます。