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サンクトペテルブルクに来たら、とりあえずここに行こう(行くことになるだろう)Best3
②血の上の救世主教会
③イサク聖堂
もし観光時間をあまりとれないのであれば、この3つを廻ればとりあえずサンクトペテルブルクの雰囲気は味わえると思います。
日本の旅行会社のサンクトペテルブルク観光ツアーにも、(おそらく)必ず組み込まれている観光地です。
今日はそのうちの1つ。
③イサク聖堂 について。
イサク聖堂(Исаакиевский собор)
住所:Исаакиевская пл., 4, Санкт-Петербург, 190000
営業時間:10時~18時
定休日:水曜
入場料:聖堂 RUB350
ドーム(展望台) RUB200
オーディオガイド RUB200
所要時間:聖堂・ドームを合わせて約1時間
1818年に着工し、1858年の完成まで
なんと40年もかけて創られたロシア正教の大聖堂です。
高さ101.5m、奥行き111.3mと、世界でも最大級の大きさ。
ヨーロッパでは4番目の高さです。
建設には、学者・建築家・彫刻家などなど、総勢500万人の作業員が携わったそう。
なんでこんなに時間がかかったのか?
もともとの地盤が弱かったために地盤作りに手間がかかった上、聖堂には112本の柱が使われています。
実はこの柱、一枚岩の花崗岩でできています。
最大のものは、高さ17m、重さ114t!
こんな特大の柱を立てるためには…
1本を立てるために、木製の歯車16個を回して持ち上げる。
歯車1つを動かすのには、8人がかり。
つまり、柱1本をたてるのに120人以上が必要だった・・・。
それを112本。
とてつもない労力。
柱を立てるだけで2年かかったそうです。
聖堂内部には、その装置の模型が飾られています。
イサク聖堂の内部
中はとても煌びやか。
たくさんの絵や彫刻で飾られています。(彫刻は全部で350体あるとか?!)
それもそのはず。
1841年にドームが出来上がってから、内装に17年が費やされました。
正面にはキリストのいるイコノスタス。
ここに立つ柱は孔雀石でできています。
孔雀石ってどんな石かよくわからないけど、
2~3mmの薄い孔雀石を、ブロンズでできた柱の土台にロシアンモザイク式に貼り付けてあるらしい。
(このロシアンモザイクという技法は、エルミタージュ美術館なんかでも見ることができます。)
石の元々の模様を見ながら上手く貼り合わせて、一つのモザイク模様のようにする…
気の遠くなるような作業。
だけど、とても美しいです。
建築家 オーギュスト・モンフェラン
イサク聖堂は、建築家オーギュスト・モンフェランの設計で建てられました。
彼はパリ生まれのフランス人。
ロシアでは42年間過ごし、
そのうちの40年をイサク聖堂の建設に費やした。
そして、イサク聖堂の完成から、わずか1ヵ月後に亡くなった。
まさに
イサク聖堂の建設に人生を捧げた人です。
今はフランスのモンマルトルの墓地で眠っています。
イサク聖堂という名前
ピョートル1世の守護聖人「イサーキ・ダルマツキー」に由来しています。
金色のドーム(Колоннада)
太陽に照らされると、ひと際輝いて見える金色のドーム。
イサク聖堂には全部で大小5個のドームがありますが、そこには合計100kgの金が使われているとか。
聖堂への入場料の他に、200ルーブルを支払うと、ドームの展望台に上ることができます。
天気がいい日に上ると…
サンクトペテルブルクの街並みが一望できます!
圧巻!
イサク聖堂はサンクトペテルブルクの中心地にあるので、展望台をぐるっと一回りすると主な観光地があちこちに見渡せます。
(トロイツキー大聖堂ついて)
聖堂内部とは別のチケット、別の入口なので、天気のいい日を狙ってドームだけに行くこともできますよ!
ちなみに…
第二次世界大戦中、イサク聖堂は敵機の標的になり得るということで、この金色のドームは全面灰色に塗られていました。
幸運にも爆撃は免れましたが、寒さと湿気で内部はボロボロ。ステンドグラスの大部分が破壊。
修復には15年かかったそうです。