привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。
秋にサンクトペテルブルクに引っ越してきて、1ヵ月ほど経った頃の話。
「日の出」から「日の入り」までの時間が日に日に短くなる中で、「晴れ!」という天気には滅多にお目にかかることができませんでした。
そんな中、サンクトペテルブルクに来て1ヵ月目にして初めてかもしれない晴れ渡った快晴の朝。
この日を逃すまい!
と、るんるん気分で街探検に出掛けたmarronsky。
その後、まさかあんな事態に陥るとは…。
その日の気温は氷点下4℃。
冷たい風が顔に吹きかかる日でしたが、澄み渡る青空にテンションあげあげのmarronskyは、そんなのは1ミリも感じません。
いつもとは違う道を散策することにしました。
街中で目に入るすべてが目新しく、太陽の光を浴びて輝く教会や可愛らしいお店を写真に収め、次はどこに行こうかな~と裏道に入った途端。
ついさっきまで60%はあった携帯電話の電池が突然のシャットダウン。
寒さで電池の持ちが悪くなることは知っていたけど、こんなにも突然?!
まだこの街のほんの一部しか知らないmarronskyにとって、Google Mapは命綱。
自分が今どこにいるのかが全くわからん!
やっとロシア語のキリル文字を読めるようになったレベルでは、Google翻訳なしに道行く人に尋ねることもできない。
何度か電源を入れ直そうと試みるも、完全にアウト…。
とりあえず、自宅(があるであろう)方面に向かって歩くこと1時間。
見慣れた景色がそのうち現れるかと思いきや、歩いても歩いても見知らぬ風景。
だんだんと日は傾いていき、気温も下がり…
体の冷えを抑えるために、腕を振って足をあげてずんずん進んでみるが…
かすかな期待を込めて携帯電話をズボンのお腹の中で温め温め、やっとのことで携帯が復活した時には…
想像とは全く違う場所にいました。
(寒さでダウンした電池は、温めると多少ですが復活します。)
<教訓>
「寒冷地では、携帯に頼らず紙で地図を持ち歩くべし。」(特に右も左もわからない時!)
「モバイルバッテリーを持ち歩くべし。」
(毎日持ち歩くことを考えると、ケーブル内臓が断然便利です!)
この日は結局、氷点下の中3時間も徘徊するはめになりました。
もしこれが自宅から徒歩圏内ではない場所で起きて、タクシーさえ呼べなかったらと思うと…。
極寒期が来る前に体験しておいて良かったかもしれない…と思ったロシアで最初の洗礼でした。
これ以来、鞄の中には紙に印刷した市内の地図とメトロの路線図を常備しています。