привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。
突然ですが、ロシアのイメージの中に、ITの二文字はありますか?
ロシアで暮らす前のmarronskyの頭には全くありませんでした。
たしかに宇宙にも行くハイテク国かもしれませんが…
なんか一般市民の生活は…
ひと昔前のイメージというか…(完全に偏見です。)
marronsky自体は「ITって何?」というアナログ大好き人間ですが、ロシアで暮らしてみて、ここまでカード社会って便利だなと思ったのは予想外でした。
(サンクトペテルブルクでの話なので、もしかしたら地方都市に行くとそこまで普及していないかもしれません。)
カード社会、ロシア
99%のお店でカード決済が可能です。
小さなお店も、お土産屋さんも。
ほとんど使えます。
例えば、マースレーニッツァで食べたシャシリク(ロシア版BBQ)の 屋台 でさえ使えました。
ネットスーパー「igooods」での支払いは
①現金払い
②オンライン決済
③配達員に玄関でカード払い
の3種類から選べます。
・ちゃんと配達を確認してから支払いたい、
・セキュリティ的にインターネット上で決済したくない、
と言う場合、③を選べば、配達員がカードの読み取り機を持ってきてくれます。
しかも、カードリーダーに差して読み込む形式ではなく、機械にピッとかざすだけ。 (最近日本でも増えている、ぴぴっと電子マネーのような。)
つまり、クレジットカードやデビットカードを携帯電話に登録してしまえば、Appleウォレットを始めとした電子決済も可能です。
クレジットカードを持ち歩く必要はありません。
カード社会のいいところ
①なんと言ったって数字を聞き取れなくても支払いができる!
Tысяча Девятьсот Девяносто Шесть Рубль(トゥィシャッチャ ジェビャーチソト ジェビャノースタ シェスチ ルーブレイ=1996ルーブル)とか聞き取れなくても大丈夫。
なんて素晴らしい。
聞き取れているふりをして携帯でピッとしながら、画面に表示された金額を目で確認。
②現金を持ち歩かなくていい!
スリの多いサンクトペテルブルク。
観光客が増える夏になると特に。
サンクトペテルブルク在住の日本人の中でも、すられた経験者は数知れず。
現金もクレジットカードも持ち歩かなければ、リスクも少なくてすみます。
便利さに加えて、スリ対策としてもとっても有効なんです。
万が一携帯電話をすられたとしても、指紋認証を設定しておけば、すぐに使われてしまうことも防げるでしょう。
Appleウォッチを使って支払いをすれば、さらにリスクは減少です。
③銀行のATMだってカードをかざすだけ!
カードのトラブルの1つ、スキミング。
銀行のATMも、カードの差込口とは別に、非接触型の読み取り部分があります。
カードを機械に差し込まなければ、スキミング対策にもなります。もちろん、これもAppleウォレットで。
(最近では非接触型のスキミング手口も出てきているようなので、絶対安全というわけではないです。)
便利なカード社会。でも、ここには要注意!
ここまで便利だと、現金を使う場面というのが圧倒的に減ります。気がついたら、お財布の中に1000円も入っていないことなんてしょっちゅうです。
極端な話、お財布を忘れたってたいして困らない。
しかし!
こんな時は現金が必要になるので要注意です。
①レストランでのチップ
チップは絶対必要というわけではないですが、基本的には10%程度払います。
カードでお会計をした後。
チップを現金で置いて帰ろうと思ったら、細かいお金がない!という時。
大きいお金を置いて行くか、チップをごめんなさいするか、の二択を迫られます。
お財布の中には、常に100ルーブル札を数枚入れておくことが必要です。
②複数人での食事
これは日本でも同じですが、みんなで割り勘をする時。
うっかり現金を補充し忘れると、纏めてカードで払わせてください…ということに。
しかし、最近ではテーブル会計の時に「2人分で割って」と言うと、別に面倒な顔もせずに半額ずつカード会計をしてくれるお店も多くあります。これって日本でも普及したらいいのに!と思います。
③スーパーのカート使用時
スーパーによっては、10ルーブルコインを入れないとカートを使えないところがあります。(10ルーブルはカート返却時に戻ってきます。)
現金を使うのがチップや割り勘の時のみだと、そもそもコインが手元にあることがほとんどありません。
あえて10ルーブルコインを作って、お財布に何枚か入れておくようにしています。
④携帯電話の電池が命綱
携帯電話の電池が切れた途端に文無しになります。ご注意ください。