привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。
ロシアを代表する食べ物の中に、「ピローグ(Пирог)」というものがあります。元々はパーティーなどの祝宴で食べられていたもので、ロシア風の特大のパイのこと。パイと言っても、生地はパン生地のようでサクサクはしていません。ゴ
ピローグ(Пирог)は、日本でもよく知られているピロシキ(Пирожки)のお友達。
ロシア語の中に、”小さい”という意味を、愛着を持って加える語尾変化があります。(猫→子猫ちゃんみたいな?)ピローグ(Пирог)をその語尾変化をさせると、ピロジョーク(Порожок)。それを複数形にしたのが、ピロシキ(Пирожки)。
なんだ、同じものなんじゃん。
そういうことです。特大のピローグか、小さなピロシキか。
でも、ピロシキの中身はキャベツや卵、サーモン、きのこなどのお惣菜系であることがほとんどですが(甘い系もあるのかもしれませんが、あまり見たことありません。)、
<サーモン入りのピロシキ>
ピローグはお惣菜系から、いちごやチェリーのジャムが入ったスイーツ系まで、たくさんの種類があります。
そんなピローグの専門店を2つ紹介します。
Пироговый дворик(ピロゴヴィ・ドヴォリク)
チェーン店なので、ネフスキー通りの周りにも数店舗ありますが、気に入っていたのはここの店舗。
住所:Разъезжая ул., 6, Санкт-Петербург, 191002
(↓HPはこちら)
なぜかと言うと、(ロシアに珍しく)店内が明るくて広々としているから。パソコンを持ちこんで作業をするにも快適なお店でした。
ショーケースの中にはたくさんの種類のピローグが並んでいます。
種類によって模様が変わるのもピローグの特徴。通常は1切れをカットしてもらいますが、1つ丸々買うこともできます。(ホームパーティ用?)
右:レモンのピローグ
左:いちごのピローグ
海外でスイーツを食べる時。いちごを選んでおけば基本正解。レモンも酸っぱ甘くて美味しかったですが、いちごの方が後味さっぱり系でした。
Пироговая "Штолле"(シュトーレ)
ガイドブックにもよく出ている、ピローグ専門店です。
(↓HPはこちら)
創業20年?19の地域?103のピローグ?35種類のピローグ?本当の意味はよくわかりませんが、HPにこんなのが載っていました。
(引用:シュトーレHPより)
ネフスキー大通りの周りにも数店舗あります。
(引用:シュトーレHPより)
そのうちの1つ。
住所:Невский пр., 11/2, Санкт-Петербург, 191186
ネフスキー通り沿い、エルミタージュ美術館からも徒歩7~8分という距離です。
こちらも特大のピローグ。
125gでRUB70~80と激安。コーヒーを付けても、RUB300あればお腹いっぱいになります。1kgまるまる購入してもRUB1,000~1,500です。
こちらのいちごの方が、濃厚だけど甘すぎない、ちょっと高級感のある美味しさでした。
ちなみに、ロシア語のことわざの中に、こんなものがあります。
Ешь пирог с грибами, держи язык за зубами.
直訳:キノコのピローグを食べて、舌を歯の後ろに閉まっておきなさい。
=「口は災いの元」
いかにピローグがロシアの人たちに身近な存在であるかがわかります。