だばいちぇロシア

サンクトペテルブルクに駐在する夫に帯同して、初の海外生活。楽しいことも辛いことも、言葉の通じない国での何でも体験記。

逃がしたタコは大きい。サンクトあるある。魚介難民の話。

 

 

 

привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。

 

 

サンクトペテルブルクでは、残念ながら新鮮な魚介類に出会うことが少ない。

 

 

スーパーで目の澄んだ魚を見つけたら、その日の夕飯がカレーだろうがパスタだろうがお鍋だろうが、飛びついてメニューを変えるレベルです。

 

 

 

わざわざ買いに行ったって、買えない確率の方が高い。

 

 

つまり、これはもう「たまたま運よく出会えれば」という、まぐれ以外の何物でもない。

 

 

例えて言うなら、ガリガリ君の当たり棒や、チョコボールの金のエンゼルを夢見て、ひたすら買い求めるような感覚。

 

 

 

そうすると、だんだんと魚を探しに行く気すら薄らぎ、必然的に食卓は肉料理ばかりになる。

 

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恋しい日本料理の1つ ”サンマの塩焼き”

 

 

 

そんな中、先日スーパーを歩いていた時。

 

 

 

この日の夕飯の予定は生姜焼き

 

 

 

たいして興味もなかった魚売り場を通り過ぎながら、ふと目をやると…

 

 

 

 

!!!

 

 

 

つやっつやのタコ!

 

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タコは見たことあるけど、こんな立派なタコは初めて見た!

 

 

 

はい!生姜焼きはキャンセル!

 

 

 

頭の中には

 

 

タコ焼き

アヒージョ

酢の物

タコパスタ

 

 

いろいろ浮かびながら

 

 

 

魚売り場のおばちゃんに、

 

 

私「これ欲しい。 だけど大きい。 半分にしたい。」

 

 

めちゃくちゃなカタコトロシア語と身振り手振りで聞いてみると、

 

 

おばちゃん「ペラペラペラペラ 無理 ペラペラ もう1つ ペラペラ 待ってて!

 

 

どうやら裏にもう1杯あって、そっちのが小さいらしい。

 

 

 

そうして持ってきてくれた、もう1つのタコ。

 

 

 

(ん????それ…小さい…のか??)

 

 

 

違いをあまり感じないものの、おばちゃんはタコを量りはじめる。

 

 

(スーパーの野菜と同様、魚介もグラム売りです。)

 

 

 

 おばちゃん「これぐらいだけどいい?」

 

 

 

 

おばちゃんが指を指す秤のメモリには・・

 

 

 

2300ルーブル(約3200円)!!

 

 

 

 

おぃおぃおぃおぃ!!

 

タコに3,000円は出せません!!

 

 

 

 

もっと小さいのない?って聞いても

今日は2杯だけだと。

 

 

 

私「おばちゃん、ごめん。やめるわ…。」

 

 

 

 

 

グラム当たりの値段表記。

こういう時に全く予想がつかないのが難点です。

 

 

 

 

夕飯は予定通りの生姜焼きでした。