だばいちぇロシア

サンクトペテルブルクに駐在する夫に帯同して、初の海外生活。楽しいことも辛いことも、言葉の通じない国での何でも体験記。

サンクトペテルブルクからムルマンスクへ② ~オーロラツアー~

 

 

 

привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。

 

 

<ムルマンスク旅行その①>

 

 

ついにきました、オーロラツアー。

 

 

 

ムルマンスクはオーロラが見られる場所と言われていても、一説によるとその確率は10%とか。

 

 

 

そもそもオーロラが見える条件

 

 

①太陽の活動

②夜(暗い)

③晴天    の3つ。

 

 

 

宇宙でオーロラが発生していても、雲がかかっていれば地上からは見えないわけで、

 

 

つまり、

 

 

全ては

 

 

運。

 

 

 

1週間の滞在中に何度トライしても見られなかった。

 

という旅行者も珍しくありません。

 

 

 

 

果たして今回見られるのか?

 

 

 

 

3泊4日しかない日程で、もし今日見られなかったら明日もトライするか…?

 

 

 

 

いや、きっと見られるはず。

信じるものは救われる。

 

 

 

 

そんな根拠もない自信を持ちながら、20時半にホテルに迎えに来てもらっていざ出発。

 

 

 

ガイドは(たぶん)ロシア人のイゴールさん。

” 英語を話す、兼ドライバー” という前情報。

 

 

しかし

 

 

最初に「Nice to meet you!」って英語で挨拶した後は、ひたすらロシア語で話し続ける。

 

 

 

いや、何もわかりませんから。

英語はどこ行った。

 

 

 

とりあえず、あちこちと連絡をとりながら、オーロラが見えそうな場所へ連れて行ってくれる…

 

 

 

 

はずでしたが…

 

 

 

 

いつになったらオーロラが…?

 

 

 

 

と思い始めた頃。

 

 

 

 

はい!フォトタイムね!

 

 

 

 

と言われて車を降りると…

 

 

 

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あれ…。

オーロラってこんなだっけ…。

 

 

 

 

なんか感動が薄い…。

 

 

ってか、 

 

 

向こうに街があってね、

デパートのあかりがね、、、

 

 

 

って言われても疑わないぐらいの景色。

 

 

 

 

既に0時過ぎ。

marronskyは悟りました。

 

 

 

 

あ、今日はダメな日なのね。

 

 

 

 

わかったよ。

イゴールは十分頑張ってくれた。

ありがとう。

もう今日は帰って早く寝よう。

 

 

 

 

イゴールは次のポイントを探しているのか、諦めてホテルに向かっているのか、

 

 

marronskyたちにはそれさえわからず、その後もただただ車は走る。

 

 

 

 

そんな時、突然イゴールは叫んだ。

 

 

 

 

早く降りて!!

(ロシア語だけど、たぶんそんな意味。)

 

 

 

 

 

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ぅわぉ・・・

 

 

 

右から左まで視界に入る限りの

 

 

 

特大のオーロラ。

 

  

 

これはすごい。

 

 

 

しかも、顔を上に向ければ

 

 

 

一面の星空

こんな星空は理科の教科書以来かも。

 

 

  

北斗七星もばっちり。

 

 

 

ありきたりの表現だけど

寒さも忘れてただただ感動でした。

 

 

 

 

そして、ホテルに戻ったのは3時過ぎ。

 

 

予定では1~2時にホテル着でしたが、最後の最後まで粘ってくれて、しかも最後のオーロラタイムをたっぷりとってくれたおかげで、 満足のいくまでオーロラに浸ることができました。

 

 

ありがとう、イゴール

オーロラ鑑賞中に出してくれた温かい紅茶も、体に染みわたる美味しさでした。

 

 

オーロラを見に行く時の服装

オーロラの発生は本当に 運 なので、長い間 外でひたすら待つ 可能性もあります。

 

 

我らはロシア在住故、普段のコートと靴で全く問題ありませんでしたが、もし日本から見に行くとしたら、考えうる限りの最も暖かい装備で行くことをお勧めします。

 

 

 

①靴

内側がモコモコの靴。かつ、底が滑らないもの。ひたすら雪上なので、足の下からくる寒さは堪えます。

 

 

②コート

お尻が隠れる丈。ひざまであれば、なお良しです。

 

 

③ズボン

エクストラヒートテックの上に、スキーウェアのパンツを履きました。

 

 

④上半身(コートの中)

エクストラヒートテック+綿のタートルネック+フリース

 

 

⑤手袋

写真を撮っている間に指がかじかみます。スキー・スノーボード用の手袋の下に、インナー手袋をしておくと全然違います。

 

 

 

 

⑥帽子

耳が隠れるもの!

 

 

⑦ネックウォーマー

 

 

オーロラを見に行く時の必需品

①ホッカイロ

腰やお腹に貼っても、靴の中に貼っても、あって後悔はしません。

 

 

②モバイルバッテリー

カメラも携帯電話も寒さで一瞬にして電池が落ちます。

 

せっかくオーロラが発生しても、電池切れで写真が撮れなかったということのないように、モバイルバッテリーは必須です。

 

 

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ちなみに、観測時の気温はマイナス13度。

体感はもっと低かったのでは・・・?