привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。
少し前の話になりますが、
2021年1月、サンクトペテルブルクよりさらに北にある都市、ムルマンスクに行ってきました。
ムルマンスク(Мурманск)の場所
ロシア連邦ムルマンスク州の州都、ムルマンスク。
サンクトペテルブルクからは約1,000km。
北極圏最大の都市です。
北緯69度。
夏は一日中陽の沈まない白夜となり、
冬は一日中陽の昇らない極夜を迎えます。
ムルマンスクってどんな都市?
ムルマンスクは、1916年にできた新しい港町です。
ちなみに、ロシア帝国の終わりが1917年なので、ロシア帝国最後にできた都市でもあります。
北極圏にありながら
北大西洋海流という暖流により
真冬でも海が凍らない不凍港
というのが、この都市の最大の特徴。
国土の大半が高緯度のロシアにとって、不凍港の獲得・死守は経済的・産業的・軍事的すべてにおいて最重要課題です。
ロシアの不凍港は、日本海のウラジオストクや黒海にあるノボロシスク等を含めても、数える程度しかありません。
話がそれましたが、そんな理由から、第一次世界大戦、第二次世界大戦では、物資支援の受入れ地であると同時に、敵国から襲撃地として狙われた都市でもありました。
1985年、大戦中のムルマンスクの功績を称えて、「英雄都市(Город-герой)」の称号が与えられています。ソ連最後の英雄都市の認定です。
観光地としてのムルマンスクの魅力
現在のムルマンスクの最大の魅力と言ったら
オーロラツアー。
オーロラはいろいろな条件が揃わないと見れませんが、ムルマンスクでは見られる可能性が高いと言われています。
そして、それ以外にもハスキー犬にひかれる犬ぞりなんかもできちゃって、なかなか足を踏み入れることのない北極圏を味わうには十分な観光地です。
ムルマンスクへの行き方
サンクトペテルブルクから直行便で約2時間。
1日4~5本のフライトが飛んでいます。
(モスクワからだと約2時間半です。)
フライト
行き:
アエロフロート(SU6341)便
サンクトペテルブルク(LED)11:40
ムルマンスク(MMK) 13:40
帰り:
アエロフロート(SU6342)便
ムルマンスク(MMK) 14:40
サンクトペテルブルク(LED)16:30
ムルマンスクのホテルはどこがいいか?
郊外に行くと
ベッドに寝転がりながら、天窓ごしにオーロラ鑑賞ができる
という、オーロラツアーには最高条件のホテルがありますが、
「オーロラヴィレッジ」
少々値段が高いのと、
そもそも人気で予約がとれなかったので、市内のホテルにしました。
ホテル
Конгресс-отель "Меридиан"
(コングレスホテル・メリディアン)
住所:ул. Воровского, 5/23, Мурманск, Мурманская обл., 183038
街の中心にあり、ムルマンスク駅から徒歩5分。
周りには、スーパーやレストラン・カフェもたくさんあるので、朝食がついていなくても困らないし、とても便利でした。
部屋も綺麗だし、シャワーのお湯もしっかり出るし、言うことなしです!
向かいの「AZIMUT(アジムット)ホテル」も良さそう。
実はこの写真。
夜景のようですが、15時です。
すでに陽は沈んでいます。
1日目
さて、フライトはと言うと…
小さな機材でしたが、機内はほぼ満席。
しかし、マスクは全員着用。
と言うのも、添乗員が見回りをしながら、鼻マスクの人も含めて「マスクして!」と言って回っていたから。
機内の感染対策が心配でしたが、海外でもこんな対応するのね。とちょっと安心。
そして、到着したムルマンスク空港。
びっくりするくらい 小さい です。
何もありません。
個人旅行で行ったので、空港から市内へはタクシーで行くつもりでしたが…
ぜんっぜん捕まらない。
タクシーの数が圧倒的に少ない。
しかも、空港から一歩出てタクシーアプリと奮闘している間に、到着エリアは閉められた…。
フライトの本数が少ないから、到着した乗客が全員出たら鍵を閉めちゃうようです。
もうトイレにも行けない。
ちなみに、気温はマイナス12℃。
携帯の電池はあっという間に半分以下。
なので、タクシーを呼ぶ時は到着ターミナル内(というかほぼ小屋)に留まって呼ぶことをお勧めします。
ようやく捕まえたタクシーに乗って、市内までは約45分。(約750ルーブル)
※一緒に行った家族は、チャイルドシート付のタクシーが皆無だったため、仕方なくバスで向かっていました。
そして、ホテルにチェックイン。
この日の夜は、早速オーロラツアーが待っているので、ホテルの周りを軽く散策して夕食をとったら、夜の出発に備えます。
オーロラツアーは次回に続く。