だばいちぇロシア

サンクトペテルブルクに駐在する夫に帯同して、初の海外生活。楽しいことも辛いことも、言葉の通じない国での何でも体験記。

サンクトペテルブルクでロックダウンが始まります。

 

 

 

привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。

 

 

あまり明るい話ではないので話題にしたくはないのですが、ロシアでは現在コロナが再び猛威を奮っています。

 

 

そのため、サンクトペテルブルクでは、以下の施設は、ワクチン摂取済を証明するQRコードを所持している人だけが利用可能となることが発表されました。(ロシア製のワクチンのみが対象なので、ファイザーやモデルナ等はロシアでは未認可です。)

 

※10月29日時点の情報なので、随時変わる可能性があります。

 

 

11月15日〜

・プール、フィットネスセンター

・劇場、美術館、映画館、サーカス

・コンサートホール

 

 

12月1日〜

・商業施設(薬局・ガソリンスタンド、食料品店を除く)

・レストラン、カフェ

 

 

 

ただし、ロシア人が言うには、どこまで忠実にやるかはお店次第なので、必ず抜け穴となるお店・施設が出てくる(そこに行けばいいや)と考える人もいるようです。日本でも休業要請に従わないお店がありましたから、それは同じですね。

 

 

 

しかし、最近のロシア全体での新規感染者数は約37,000人/日(昨日は約40,000人!)、サンクトペテルブルクだけで約3,000人。1日における死者数はロシア全体で約1,000人サンクトペテルブルクだけで約70人。死亡率は過去最高を更新し続けています。

 

 

ちなみに、ロシアの総人口は日本より少し多い程度の1億4,500万人。サンクトペテルブルクの人口は540万人。東京都1,400万人のわずか4割です。

 

 

 

そこで、急遽プーチン大統領から発表されたのが、10月30日(土)から11月7日(日)までの1週間を非労働期間にするというもの。

 

 

非労働ってどこまで?という焦りと不安が漂いましたが、最終的にサンクトペテルブルクで課された制限は…

 

 

<休業>

・カフェ、レストラン(テイクアウトやデリバリーは可)

・商業施設

・美容院等

・プール、フィットネスセンター

・レジャー施設(水族館、スケートリンク、子供用の遊び場等)

・イベント

 

 

<除外>

・ガソリンスタンド

・鉄道駅や空港のレストラン

・薬局

・生活必需品のお店(スーパー等)

 

 

QRコードを所持している人のみ利用可>

・劇場、美術館

 

 

外出禁止等の制限はないのでまだいいかもしれませんが、あちこちが休業なので事実上のロックダウンです。

 

 

ロックダウンはプーチン大統領によるロシア全土に課された非労働期間ですが、細かい制限の内容や、この期間外の制限については、各都市や州によって内容が異なります。例えば、モスクワは先駆けて10月28日から非労働期間を開始しています。

 

 

完全に休業するのか。

QRコードを持っている人のみが利用可能になるのか。

そもそもどの業態が対象なのか。

 

 

サンクトペテルブルクも、おそらくこの1週間の様子を見て、最初に定めた11月15日以降の制限開始を早めるのか、内容を強化するのか、が決まるのだと思います。

 

 

 

 

そこで、ロシア人は考えた。

制限のない地域に行けばいい。

 

 

11月4、5日は祝日なので、4〜7日は元々4連休です。

 

 

今はモスクワやサンクトペテルブルクから地方都市へ脱出する電車や飛行機が非常に混雑しているそう。ロシアのリゾート、ソチの11月の観光客予想は12万人を超えているらしい。

 

 

しかも、インターネットのニュースを見ていると、QRコードがなくても行ける国はどこかという記事まで出てくる始末。(エジプトやキプロス、メキシコ、そしてロシア人に大人気のトルコ等。)

 

 

 

家で大人しくじっとしていようなんて考えは毛頭ないのかもしれませんが、我が家は忠実に。

 

 

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引きこもりセット万端です。

 

どうせどこに行っても何もやっていないので。

 

 

 

 

さぁて、1週間何しようかな。