だばいちぇロシア

サンクトペテルブルクに駐在する夫に帯同して、初の海外生活。楽しいことも辛いことも、言葉の通じない国での何でも体験記。

ついに始まりました。ロシアの暖房、セントラルヒーティング。

 

 

привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。

 

 

 

最近、寒いです。

 

 

 

だって、毎日がこんな気温。

 

 

f:id:marronsky:20210920173657p:plain

 

 

9月の寒さとしては今年は異常だそうです。

(今年の暑さも異常だった気がするけど…。)

 

 

日本だったら、間違いなく暖房を使っているはず。

 

 

ロシアの暖房、Отопление(アタプレーニエ)

ロシアの冬を越すためには、暖房設備が欠かせません。

 

 

そんなロシアでは、大半の家に「セントラルヒーティング」という設備が元々設置されています。個人で暖房器具を購入する必要はありません。

 

 

f:id:marronsky:20210920173629j:plain

 

 

ロシア語ではОтопление(アタプレーニエ)と言いますが、

 

 

 

これ1つで家中あったか

24時間フル稼働という、優れもの。

 

 

 

街の中にある巨大お湯工場から、各建物に熱湯が供給され、セントラルヒーティングの中を熱湯が通ることで、部屋が温まるという仕組みです。

 

 

 

街のお湯工場から供給される熱湯で機能するということは、つまり、自分で操作が不可能ということ。

 

 

 

政府がお湯の供給を始めた時が、その年の暖房の始まり

 

 

 

「気温8℃以下が5日間続いたら」開始すると言われていますが、

 

 

 

最高気温が8℃以下なのか、

一瞬でも8℃以下を記録すればカウントされるのか、

 

 

 

詳細はロシア人にもわからないそう。

 

(さらに、条件は”5日連続”なので、一番困るのは2日おきとかに寒くなることです。)

 

 

f:id:marronsky:20210920173541j:plain

 

 

 

さて、異常な寒さが続くこの9月。

家の中ではセーターを着て、真冬の寝間着を着て、掛布団を二重にして、暖房開始をまだかまだかと心待ちにしていたら、

 

 

 

近所の知人は既に部屋が暖かくなったと。

 

 

 

ん?!

え?!うなの?!

 

 

 

ということは、家の辺りにはお湯が運ばれてきているということか?!

 

 

 

アパートのコンシェルジュに聞いてみました。

 

 

 

「セントラルヒーティングって始まった?」

 

 

 

「え?3日前から始まってるよ。まだ寒いの?」

 

 

 

おぃ!

そうなのか?!

 

 

 

急いで大家に連絡。

 

 

 

我が家は春の暖房終了時に、家の中にある元栓?スイッチ?は大家がすべて切りました。冬になったら自分が開けにくるから「Don't Touch!!」と繰り返し強調して。

 

 

f:id:marronsky:20210920173558j:plain

 

 

他の何人かに聞いたところ、家の構造や古さなのか、大家の性格なのかはわかりませんが、セントラルヒーティングの元栓?スイッチ?が一年中開けっ放しの家は、お湯の供給と共に自動的に家が温まったようです。

 

 

 

 

 

ちなみに、我が家のゴージャスな大家は、ただいまキプロスでバケーション中。

 

 

 

 

 

 

記念すべき9月19日

 

 

 

大家が管理会社の人を手配してくれて、我が家にもようやく暖房がやってきました。

 

 

 

 

暖かい・・・

 

 

 

 

今日からは部屋着も寝間着も掛布団も、夏仕様に変わります。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、管理会社の人がセントラルヒーティングの元栓を開けると・・・

 

 

f:id:marronsky:20210920173620j:plain

 

 

管からは、ものすごい色の水が出てきました。

 

 

f:id:marronsky:20210920173641j:plain