だばいちぇロシア

サンクトペテルブルクに駐在する夫に帯同して、初の海外生活。楽しいことも辛いことも、言葉の通じない国での何でも体験記。

【サンクトペテルブルクの歴史】1月27日はレニングラード解放記念日です。

 

 

 

привет!プリビエット! marronsky(マロンスキー)です。

 

 

1月27日サンクトペテルブルクの人々にとって、非常に大切な日です。それはレニングラードが完全に開放された日 だから。

 

 

レニングラード包囲戦 

第二次世界大戦中の1941年9月8日。ソ連へ侵攻中のドイツは、サンクトペテルブルク、当時のレニングラード包囲しました。

 

 

食料、電気、ガスなどの施設を破壊すると同時に、生活物資の連絡路を絶つことで降伏させようとします。

 

 

しかし、レニングラードの人々は負けませんでした。

 

 

約900日(872日)にもわたる包囲網に耐え抜き、ついに解放されたのが

1944年1月27日。

 

 

この戦いでレニングラード市民は寒さ飢餓に苦しみ、死者は70万人とも100万人とも言われています。

 

 

1月27日は街中でレニングラード解放を祝います。

毎年、1月27日にはサンクトペテルブルクの各地で式典やコンサートなどが催されています。

 

 

街の中心を走るネフスキー通りにも、解放を祝う装飾が施されました。

 

 

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 1945年、スターリンによりレニングラード「英雄都市(город-герой)」の称号が与えられました。

 

 

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「1月27日 レニングラードが完全に開放された日」

 

 

21時には、ペトロパブロフスク要塞からは15000発の花火が打ち上げられました。

 

https://www.fontanka.ru/2021/01/27/69731161/

(ロシア語ですが、動画を見られます。)

 

ペトロパブロフスク要塞の場所はこちら。

 

 

 

この日、街中にあるスピーカーからは「チックタック、チックタック」という、時計のような、メトロノームのような音が流れます。この音は、包囲されていた期間、ラジオから流れていた音だそうです。

 

 

(ゆっくりな)チックタック =通常通り

(速い)チクタクチクタク = 爆撃機が近づいている

 

 

を意味していたと、ロシア人の知り合いが教えてくれました。

 

 

 

ロシアの歴史って学校の授業にもほとんど出てこなかったし、知らないことがたくさんあるなぁと感じる今日この頃です。

 

 

 

(ロシアについて知りたい時はこの本がおすすめ)